Cat owners猫の飼い主様へ

Prevention of cat diseases

ネコちゃんは外へお散歩に行ったりはしないために予防をされない方がいらっしゃいますが、完全に室内で飼われているネコちゃんでもやはり感染症の予防は必要です。ネコちゃん同士の直接接触以外の感染経路もあるため予防は室内飼育のネコちゃんでも必要と考えられます。
また、病気の予防には定期的な健康診断により症状がはっきり出る前に早期に治療の介入ができることがあります。

どのような予防方法があるのか(一歳未満の予防は「子猫を迎えたら」をご参照ください)

健康診断

年1回は健康診断をすることで、ネコちゃんの全身状態を把握します。
なかなか症状をみせてくれないネコちゃんだからこそ健康診断で異常が発見されることも多いです。
詳しくは「健康診断」をご参照ください。

混合ワクチン
  • 猫カリシウイルス感染症
  • 猫伝染性鼻気管炎
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫エイズウイルス感染症
  • 猫白血病ウイルス感染症

これらのウイルス感染症をワクチンで予防します。生活環境や完全室内飼育かによって適切なワクチンを選択して接種します。猫エイズウイルス・猫白血病ウイルスに関しては初回の接種前に必ず感染の有無を血液検査により調べます。

ノミ・ダニ予防

基本的な予防期間は3〜12月の毎月1回の予防ですが、お外へ出るネコちゃんは年間を通しての予防が必要です。マダニが重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスを媒介するため、動物に寄生をしたマダニを介して人へのSFTSウイルスの感染も報告されています。
動物たちの感染を防ぐことは人への感染を防ぐことにもつながるため、ノミ・ダニ予防は重要になってきています。

外へ出さない

外へ出さないこともりっぱな予防になります。外へ出ることで交通事故や他の猫とのケンカによる外傷、感染(ウイルス感染、寄生虫感染)など病気のリスクがあります。