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- 2021.03.23
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不妊手術と病気の関係
今回は、不妊手術と病気の関係についてお話しさせていだければと思います。
不妊手術は、男の子であれば去勢手術・女の子であれば避妊手術になります。この不妊手術ということがある条件のものとでは病気を予防することができることがわかっています。(論文により証明されています)
代表的なものとしては、避妊手術をすることで乳腺腫瘍(乳腺のガン)の予防効果(がんの発生率を抑えることができます)があったり、子宮蓄膿症(子宮内で細菌感染がおこり子宮内に大量に膿がたまる病気で最悪の場合、子宮の破裂が起こることで膿が腹腔内に漏れてしまいます)を予防できます。
また、去勢手術をすることで前立腺肥大、肛門周辺の腫瘍、会陰ヘルニア(肛門周囲の筋肉が緩むことでお腹の中の臓器が脱出したり直腸に憩室ができることで便がうまく出せない排便障害が起きる)、精巣腫瘍を防ぐことができます。
このように不妊手術をすることで防げる病気があります。
手術をするということは麻酔を行いますので、麻酔や手術に不安があるようでしたら手術をする前に獣医師に相談をしていただくのが良いかと思います。